またしても時間を遡ります。
年末、特別展「デ・キリコ展」を観に神戸へ行ってきました。

ジョルジョ・デ・キリコは、20世紀に活躍したイタリアの画家です。
「形而上(けいじじょう)絵画」という独自のスタイルを生み出し、
サルバドール・ダリやルネ・マグリットといったシュルレアリスムの画家をはじめ、多くの芸術家に衝撃を与えました。
そんなデ・キリコの大規模な個展が、10年ぶりに東京と神戸で開催されていました。

今回の展示では、いくつかの作品が写真撮影OKだったので、撮らせていただきました。

会場には、同じ画家の作品とは思えないほど、作風の異なる作品が並んでいました。
デ・キリコといえば「形而上絵画」のイメージが強かったので、これほど違う作風が見られるとは驚きました。
説明によると、ジョルジョ・デ・キリコは
1910年代、「形而上絵画」を描いてパリで人気を博し
1920年代以降、古典絵画の様式へと回帰した作品スタイルに傾向し
晩年は再び「形而上絵画」のスタイルに戻った、「新形而上絵画」を生み出した。
ということらしく、
今回は、その変遷を辿るように、世界各地から集められた100点以上の作品が展示されていました!
そんなデ・キリコ自身もかなり謎めいている人物だと思うのですが…
「形而上絵画」の作品は戸惑いや違和感ばかりの謎に満ちた絵画
「新形而上絵画」は混沌が楽しい謎めいた画面作りの絵画
と、これは展示の解説からの引用ですが、まさに今回のテーマは「謎」。
「…なんで?わけわからん???でも何故か目が離せない」
そんな、不思議で楽しい展示でした。
また気になる展覧会があれば、足を運びたいと思います。